
こんにちは!虫好き公務員です(^_-)-☆
今回は、実際に僕が飼育している「シッコクコシビロダンゴムシ」の飼育環境についてご紹介します。
飼育している個体は、兵庫県のとある山で直接採集したものです。
無事繁殖してくれたので、この機会に環境やポイントを詳しくまとめていきます!ぶっちゃけ結構飼育は簡単です。
完璧ではないかもしれませんが、少しでも参考になれば嬉しいです(‘◇’)ゞ
シッコクコシビロダンゴムシってどんな奴?

環境紹介に入る前に、この種について軽くご説明します!
シッコクコシビロダンゴムシ(Spherillo sp.)は体長が約8㎜程度で、西日本を中心にみられるダンゴムシです。海岸林から標高1000mくらいまでの山地で見つかっている、だそうです。(本州によくいるコシビロダンゴムシの見わけかた,奥山風太郎(生き物ライター),https://www.gentosha.jp/article/15848/?srsltid=AfmBOoqK08AulWb_STFFDiprpT6W4aVUt3rAs4ubBf_gDIcvJw0Hmsvt,2025/7/31閲覧)
まぁオカダンゴみたいに公園とかにいるってわけではなくて、森とかに行けば見つかるって種類ですね( ..)φメモメモ
そしてなんと、日本の在来種!(ちなみにオカダンゴムシは外来種です!←これ意外と知られてない)それを聞いたら何としてでも入手したくなっちゃいますよね~。
オカダンゴよりも小ぶりで動きも素早い印象です。
特に目を引くのが、頭とお尻のオレンジのカラーリングです!これがワンポイントですごくオシャレ✨
割と個体によって色の濃さが違っているので、そこを観察するのも楽しいです。
環境紹介①
それでは、シッコクコシビロダンゴムシの紹介も済んだところで、飼育環境について書いていきます!
まずは準備するものから:
- 飼育ケージ(百均の虫かご)
- 腐葉土
- 園芸用の小粒バークチップ
- ペットボトルキャップ(エサ皿用)
- 霧吹き(湿度大事!!)
〇ペットボトルキャップについて
以上のものがあれば十分飼育していく事が出来ると思います。ペットボトルキャップはエサ皿に使用するのですが、適当にサイドをカッターで切ってダンゴムシが餌を食べやすいように加工しましょう。
〇バークチップについて
バークチップは絶対必要というわけではないです!
僕が使用している理由は2つだけ!
①採集した場所が結構石や木が混じっている土だったのでその再現を目指したから
②採集した時、落ち葉と落ち葉の隙間や、地面の表層をサッとした時に発見することが多かったので、床材により多くの隙間を作りたかったから
理由はそれだけなので、木の枝を少し入れたり、腐葉土をふわっとした感じで敷いてあげたりすれば、バークチップにこだわる必要はありません(多分)。
環境紹介②
続いて環境を作ります!
腐葉土とバークチップを9:1ぐらいの割合で混ぜてケースに3㎝ぐらい敷きます。この時、あまりぎゅっと固めないようにして、隙間が多くできるようにするのがポイントです。
床材を混ぜ合わせるときに注水しておくのも大切です。結構湿潤な環境で発見したので、完全に乾ききることがないようにする方がいいと思います。
床材セットできましたか?
それではエサ皿のペットボトルキャップを隅っこの方において、餌を入れてあげましょう!
はい、もう環境は完成しました!
ダンゴムシは床材さえしっかりしていれば大失敗をすることはないと思います。なので結構簡単にセッティングできるんですよねぇ。わざわざセクション分けする必要もなかったかもしれません( 一一)


餌
餌については、以前ブログで紹介したオリジナルフードを使用しています。まぁもっとる人は存在しないと思うので、金魚の餌や野菜くずで大丈夫だと思います。腐葉土も食べると思うので餌はそんなに考えなくても平気だと思います。
それとカルシウム補給用にボレー粉(牡蠣殻)を適当にまいています。
なくなるか、カビてしまったタイミングで交換しています。
結構食べるときと食べない時に差があるので、様子を見ながら量の調整をしましょう!
オリジナルフードの記事はこちら
→https://bit.ly/3Tn6vOz
霧吹きの頻度
霧吹きは僕は2日に一回のペースで行っています。ただ隙間を多く作っている影響なのか、他のものよりも結構乾燥しがちです。なので毎日様子を見て、乾燥してたら霧吹きするようにしてください。
全体を霧吹きしなくてもいいです!僕は床材の3分の2程度が湿るようにして、残りの3分の1は割と乾燥気味です。こうすることでダンゴムシたちが自分で快適な湿度を選べるようになるんですよねぇ(^^♪
びちゃびちゃにするのではなく、パラパラな雨が降った後ぐらいの感じまで霧吹きするようにしています。
まとめ
- 床材
腐葉土:バークチップ=9:1
固めすぎず、ふんわりと敷くのがポイント - 餌
特製オリジナルフード(一押し)
金魚の餌、野菜くず等
ボレー粉(カルシウム) - メンテナンス
霧吹き2日に1回
床材の3分の2程度の範囲
乾燥&蒸れに注意
こんな感じですかね。乾燥と蒸れにさえ気を付けていれば順調に飼育していけると思います。
リセットのタイミングは腐葉土が分解されつくして土がさらさらになってきた時でいいと思います。僕は2か月飼育していますが、まだ全然分解は進んでいないので、一度もリセットしていません。
気温については、僕はエアコンで部屋を常に25度になるように設定しています。
終わりに
ここまで読んでくださりありがとうございました(‘◇’)ゞ結構ざっとですが、細かく飼育環境を紹介させていただきました!
やっぱり日本人としては、日本の固有種を飼育せずに、ダンゴムシ好きを名乗れないと思ってシッコクコシビロダンゴムシを飼育し始めたんですよねぇ(-_-;)謎のプライドっすわ。
とはいえ、実際に飼ってみると簡単ですし、チラッとオレンジが見えたりするとテンションが上がったりして、結構楽しい種です!
もしこの記事が、誰かが「飼ってみようかな」と思うきっかけになってくれたらうれしいです!
それでは次回の記事でお会いしましょう。
ではまた~(^^)/
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